数年前、高山市のアルプスベルクリニックで初めてのお産を経験しました。
飛騨高山に移住してまだ間もない頃のことで、妊娠・出産に関しての情報もあまりなく、不安だったのを覚えています。これから高山で出産される方のためになればと思い、私の体験をレポートしてみます!
高山のアルプスベルクリニックって?
愛知県・岐阜県にて14のレディースクリニックを展開する医療法人 葵鐘会が、2010年に高山市開院した産婦人科病院。
昔は高山市内でお産ができる個人病院がさらに2院あったようなのですが、2019年現在、飛騨地域で出産ができる病院はこちらのアルプスベルクリニックと、高山日赤、久美愛厚生病院の3院のみです。
場所は高山市山田町、高山西高等学校(西高)のすぐ近くにあります。
妊婦健診のあれこれ
妊婦健診では、担当の先生が毎回違う!
妊娠がわかってから、何ヶ月もの間お世話になる妊婦健診。
アルプスベルクリニックでは、常勤の産科医は(おそらく)院長先生お1人のみなので、グループ内の他地域の病院から様々な先生が派遣されて来ていました。
検診のたびに「はじめまして」の先生ばかりで、少し寂しい気持ちはありました。
しかし、土曜日や夕方の診療の予約も受け付けてくれ、また待ち時間もほとんどなくスムーズな検診でしたので、忙しい妊婦さんにはありがたいシステムかと思います。
また、飛騨高山地域で唯一、4Dエコーで胎児の様子を見せてもらえるのもアルプスベルクリニックの特徴かと思います。当時撮ってもらったぶちゃいくな我が子のエコー写真をお見せしちゃいます!
ヨガやビクスの院内教室にエステルームも!
高山のアルプスベルクリニックでは、マタニティヨガやマタニティビクス、母乳育児教室など、特色あるクラスが毎日のように開催されています。
後期になってくると体が重くなって出かけるのも億劫なのですが、検診のたびに体重増を指摘されていた私もたまに頑張って運動しに行っていました。
クラスによっては、アルプスベルで出産をされる方以外も受講できるので、飛騨高山広域から訪れている妊婦さんがみえましたよ。
また、妊娠中や産後の母体のケアのためのエステルームも併設されています。
アルプスベルクリニックで出産をすると入院中に無料で30分のエステコースが受けられるのですが、産後のむくんだボロボロの体がやっと癒された嬉しさに、泣きそうになったのを覚えています!
驚きなのは、教室の受講中やエステを受けている間、もちろん診察中・入院中に未就学児をみてもらえる無料の託児室があります。上の子を育てながらの妊婦さんには、こんなにありがたいことはないですね。
柔軟なバースプランの相談が可能
お産が近づいてくると、どういうお産がしたいかについて、助産師さんと相談する時間が設けられます。
飛騨高山地域で唯一、無痛分娩が選択できるのもアルプスベルクリニックです。私は散々悩んだ挙句に利用しませんでしたが、アルプスベルクリニックで出産した知人は無痛分娩でした(”それでもめちゃ痛かった” とのことです。。。)。
麻酔医師が高山に勤務している日も限られていたりと条件はいくつかあるのですが、痛みに弱い方は相談すると良いでしょう。
里帰り出産も受け入れOK
アルプスベルクリニックは、別の地域にお住まいの方で、妊娠後期から転院されて高山で出産予定の方も受け入れています。
妊娠何週までに一度検診が必要といわれる場合もあるので、高山で里帰り出産予定の方は早めに連絡をしておくと良いでしょう。
いざ、出産 & 入院!
全室個室の綺麗な病室と、あたたかい心遣いの助産師さんたち
高山のアルプスベルクリニックは、まだまだ新しい建物で、全室個室・母子同室の病室はとても綺麗!
シャワーや洗面台も個室内についているので、夜中にシャワーを浴びたいときなど余計な気を遣わずにすみます。
シャワー中や、授乳に疲れ果てて一眠りしたいときなどは、お願いすれば24時間いつでも助産師さんに新生児を預かってもらえます。
入院中は、自分でも思い出すと恥ずかしいほど産後メンタルでピリピリしていたのですが、いつも優しい助産師さん・看護師さんたちの気遣いや声かけに癒されていました。
また、許可を取れば家族も病室に泊まることはできますが(リネン代別途)、硬いソファをベッドにするので、泊まりにきていた夫は少し寝づらそうでした。
評判の美味しい入院食!(画像あり)
高山の産院の中でも前評判が高く、楽しみにしていた病院食。
いわゆる総合病院の入院食とは一線を画した、しっかりした味付けの洋食が中心で、妊娠中に食事制限と闘っていた私は大満足。入院中の最大の楽しみでしっかり写真に記録していたので、一部ご紹介します。
ゆったり延泊や産後ケアプランも♡
ゆったり延泊プラン
通常だと出産後の入院期間は産後5日間ですが、産後の負荷は甘く見てはいけません。
アルプスベルクリニックでは病室の空きがあれば、1泊あたり5000円 (+食事代別途) で延泊をすることができます。私も、実家の母が高山にサポートに来てくれる日程が少し遅くなってしまったので、この延泊プランを利用させていただき、大いに助かりました。
産後ケアプラン
無事に退院後も、育児や授乳が思うようにいかなかったり、家事や生活に疲れてしまったりで、入院中に戻りたい!と思ってしまうことは誰しもあると思います。
高山のアルプスベルクリニックでは、そんな新米ママさんたちのために、宿泊型や日帰り型などの産後ケアプランを用意しているようです。飛騨高山地域では唯一のサービスです。
産後の心と体をこじらせてしまうとかなり回復に苦労するので、これから高山市で出産される方は、積極的に使っていただきたいです。
費用はいくらかかった?
出産費用は母体や胎児の状況など変動要素が多すぎて、あまり他の人の金額は参考になりませんが、あくまで私の体験談として記録しておきます。
私の場合は誘発剤なしの自然分娩でしたが、健康保険で支払われる 420,000 円に加えて、自費で追加 128,000 円ほど支払いました。
ここには、2泊分の延泊料金や、週末の出産でしたのでその加算分も含まれます。高山市内でも病院によっては健康保険分に対してお釣りが戻ってくるところもあるようなので、なかなかお高い出産となってしまいました。。
なお、数年前までは2人目出産は割引のサービスがあったようですが、残念ながら現在はやっていないようです。
アクセス情報
住所:岐阜県高山市山田町310
電話番号:0577-35-1777
ウェブサイト:http://www.alpsbell.jp/
周辺は見渡す限り田んぼののどかなエリアですが、近くにはリーズナブルで美味しいインドカレーのマハルや、自家焙煎コーヒーが全国的に人気の下呂発 緑の館 YAKATA COFFEE の高山店がありますよ!
余談ですが、緑の館のデカフェのカフェオレベースは、ほんのり甘くて珈琲の風味もしっかりしており、妊娠中や授乳中の息抜きにおすすめです。
コメント